池田漁協の軌跡
小豆島に移り住んだのは海部の民であった。
歴史に残る伝説的な池田の漁業。
小豆島・池田の海を舞台に繰り広げられる漁師と職員の物語。
漁師と共に歩んできた10年間
その後、のり養殖業が盛んになり小豆島の漁業を支えていましたが、昭和50年代から昭和後期にかけ、ピークを迎えましたが、海中の栄養塩不足により漁業は大打撃を受け、漁獲の減少・魚価の低迷等により後継者不足も重なり漁業者も減少し、漁業は衰退の一途をたどっていました。 そこで池田漁協では、漁業者の収入増加につながる取り組みとして、魚を買取り、加工品を製造し、地元の小・中学校への提供をはじめました。 また、新たな取り組みとして、三倍体マガキの試験養殖やひじきの養殖に向けた協議、あさりの養殖実験を行うなど、漁業者とともに小豆島の漁業の再興を目指したチャレンジを行っています。
『小豆島のおさかなでつくった
オリーブオイルコンフィ』を開発
▲左から オリーブオイルコンフィ サワラ・イカ・
タイ・チリメンジャコ ¥1,404(税込)
はじまりは、小豆島の漁師に聞きました。「日が昇ってから獲れる魚がいる」 でも、「その魚はセリの時間に間に合わず、島の人しか食べることができない」という話でした。曳き釣り漁で釣った新鮮な魚を「島の人だけが食べているのはもったいない」もっとたくさんの人に「食べてもらおう」と考え、当漁協とリストランテ「フリュウ」とのコラボで開発したオリーブオイルで煮込んだ鰆のコンフィ。また、小豆島の食材にこだわり、鯛・烏賊・ちりめんじゃこを使ったオリーブオイルコンフィも同時に開発しました。
◀︎左から オリーブオイルコンフィ サワラ・イカ・
タイ・チリメンジャコ ¥1,404(税込)
瀬戸内・小豆島の海産物の魅力を発信
SMTS商談会2018にてPR
2018交通会館マルシェ
瀬戸内・小豆島の海産物の商品開発を手掛け、2016年頃から首都圏や中部圏、関西圏などの都市部で開催されるスーパーマーケットトレードショーやフードストアソリューションズなどの商談会に積極的に出展し、販路拡大を行っています。また、お客様に「池田屋」の商品の魅力を直接知ってもらうために首都圏のアンテナショップや空港での販売イベントや観光地での出店など様々な特設販売を行っています。
体験漁業を通して自然を感じる
1.地曳網体験
小豆島の三都半島の先にある神浦(こうのうら)地区の漁業者たちと協力し、自らの手で網を引き、活きた魚を獲る楽しさを味わうことができます。網を引揚げるまでどんな魚が入っているかわからない、“ヤラセ“なしの一発勝負が楽しめます。約30名~の大きな地曳網と約4名~の家族や友人グループでの小さな地曳網の2種類の網が楽しめます。(6~11月頃) ※強風時など地曳網体験が難しいと判断した場合、中止させていただく場合があります。
2.釣り船体験
春~秋までの季節で五目釣り(キス・ベラ)やタイラバ釣り(タイ・マゴチ・アコウ等)が体験できます。2~8名くらいまでの1グループで1隻を貸切ります。ご希望の方には無料で釣具の貸出しがご利用いただけるので初心者の方でも安心です。もちろん、釣れた魚を持ち帰ることも可能です。(持ち帰り用保冷箱は別売) ※雨や風などの悪天候時には安全を最優先し、船頭の判断でキャンセルさせていただく場合がございます。
3.底曳網体験(準備中)
●7~10月中旬頃:底曳網漁業体験
●3~4月頃、10月下旬頃~11月:戦車漕ぎ網
季節によって、網の種類が変わります。
本格的な小型底曳網漁船に乗り込み、瀬戸内で最もメジャーな漁法の一つ、底曳網漁業を体験していただきます。7月~8月はヒイカ(ベイカ)、9月~10月中旬はタイ・アジ・サバ・シズ・カマスなどの小魚、10月下旬~11月はハリイカ(コウイカ)・エビといったように、獲れる魚によって季節の移り変わりを感じることができます。 お土産として獲れた魚1ケース分プレゼント!! ※雨や風などの悪天候時には安全を最優先し、船頭の判断でキャンセルさせていただく場合がございます。
4.いか巣漁業(準備中)
5~6月に掛けて、産卵に訪れたハリイカ(コウイカ)を狙うためのカゴを仕掛ける漁業です。漁師が予め沈めておいたかごを引き揚げる作業を体験していただきます。春に産卵場を求めてイカがやってきます。産卵場の藻場を模してバベ(ウバメガシ)をかごの中にくくり付けたかごに入ってきたイカを獲る伝統的な漁法です。 ※雨や風などの悪天候時には安全を最優先し、船頭の判断でキャンセルさせていただく場合がございます。
体験メニュー
〈釣り船体験〉
- 釣り方
- ①五目釣り(キス・ベラ等)
②タイラバ(タイ・マゴチ等) - 時間
- 例)AM7:00~AM11:00(約4時間)※時間については、応相談となります
- 基本料金
- 25,000円(消費税込)
- 定員
- 4名(最大5名まで)
※4名以上の場合、追加1名様あたり3,000円いただきます
6名以上の場合は、応相談となります - 受付時期
- 3月中旬~11月頃
- ☆釣れたてのお魚はお持ち帰りいただけます‼
(釣れなかった場合、おみやげのお魚をプレゼントします)
〈~金栄丸(第二浜丸)で行く~いか巣漁業体験〉
- 時間
- ①AM8:00~AM10:00
②AM10:00~PM12:00(約2時間) - 基本料金
- 大人1名あたり3,000円(税込) 小人1名あたり1,500円(税込)
- 定員
- 4名(最大6名まで)
- 受付時期
- 4月20日~6月30日
- ☆体験後、獲れたイカは購入可能です!
ご予約・お問い合わせはこちらまで
池田漁業協同組合
TEL:0879-75-0366 FAX:0879-75-2263
E-MAIL:jf-ikeda@earth.ocn.ne.jp
(9:00~17:30 *土・日・祝は休業日)
※体験希望日の1週間前までにご予約をお願いいたします
※メールアドレスはアットマークを半角に変更してお送りください。
漁業の魅力をもっと知ってもらうための活動
2018年に池田漁協と隣接する内海(うちのみ)漁協、小豆島町の三者で小豆島町漁業振興協議会を立ち上げ、持続可能な漁業を目指して、漁業振興策を講じています。 毎年、地元の池田小学校では、漁業者と漁協職員で漁業に関する出前授業を行っています。教科書には載っていない身近な小豆島での漁業方法や獲れる魚についての理解を深めてもらうことで魚の普及活動を行っています。 その他、海ごみなどの環境問題を知ってもらうことで、豊かな海を未来へ残していくためには漁業者以外の協力が不可欠であることも学んでもらっています。 また、地元の幼稚園児や小学生を対象とした地曳網体験を行い、海を間近で感じてもらい、魚を獲ったり食べたりすることで、海と漁業の魅力をもっと知ってもらう取り組みを行っています。