四季折々の池田の漁業
自然豊かな瀬戸内海・小豆島は深場と浅瀬が入り混じり、複雑な潮流からなる漁場があり、
春には鰆、夏にはまながつお、秋にはワタリガニ、冬にはなまこといった代表的な旬の魚介類が味わえます。
養殖業としては、昭和中期より盛んに行われている海苔養殖業があります。
春
4月 さわら流し網漁業
長い網を潮流に合わせて流しながら網に刺さった鰆を獲ります。
小型定置網漁業
数か月間、網を張ったままにして迷い込んだ魚を獲ります。
5月・6月 さわら曳釣り漁業
船をゆっくり走らせて釣り糸を曳き鰆が釣れるのを待ち引き上げます。
夏
7月 まながつお流し刺し網漁業
長い網を潮流に合わせて流しながら網に刺さったまながつおを獲ります。
6月 たこつぼなわ漁業
長いロープにたこつぼをつけて海底に沈めておき住み家と思って入ったたこを獲ります。
かにかご漁業
サンマなどの餌をかごに入れ、日没後、海底に沈め、カニが入るのを待ち引き上げます。
秋
建網漁業
磯場や藻場の近くに海底に網を仕掛けて魚を獲ります。
あなごかご漁業
サンマなどの餌をかごに入れ、日没後、海底に沈め、アナゴが入るのを待ち引き上げます。
海苔養殖漁業
10月より網に種付け水温が下がる頃に沖合に張り込み12月から専用船で収穫し海苔の加工場で乾燥します。
冬
なまここぎ網漁業
海底に漁具を沈め、船で曳き海底にいるナマコを獲ります。
※イラストは香川県水産課提供
なまこいさり漁業
浅瀬で船から箱眼鏡で海中を覗きながら先に針を付けた竿で引っ掛けて獲ります。